東進ハイスクール 東大特進
更新日:2020年7月10日
紹介文
東進ハイスクールのコースの一部のような感じで「東大特進コース」というものがあります。
基本は東京や大阪などの都市部でライブ授業を受けるのですが、それ以外にも半数以上の講座がVOD(オンライン授業)で開講されます。今回はそれについてお話ししていこうと思います。
東大特進とは、東進ハイスクールの講師が、毎年東大の対策となる授業を行うというものです。
ライブで受けられる人は高一から受けることもできるのですが、VODは高三からしかないので、(僕も高三しか受けていないので)今回は高3向けの講座についてのみ書こうと思います。また、数学と古典は一切取らなかったので、そこの説明は薄くなると思います。
一年の中で、新年度プレ、Ⅰ期、Ⅱ期…と言ったように学期が分かれており、間にセンター対策が含まれ、たしかⅥ期まであった後、最後に直前講座があったと記憶しています。
講師は、東進のトップ講師が揃っています。現代文は林修先生、英語は宮崎尊先生、といった感じです。
個人の感想ですが、授業の質も非常に高く、勉強になると思います。
ただし、過去問を教材として使うことが多い科目もあるので、上記のような先生方の解説が聞けるという利点がある一方、過去問を解くスケジュールが決まっている人は注意したほうがいいかもしれません。特に現代文は、2000年以降の過去問はほとんど扱われるので、気をつけて下さい。
また、注意して欲しいのは、全ての講座がVOD開講に対応しているわけではないということです。
例えば、僕は文系なのですが、日本史世界史の講座が、一年の前半はほとんどVODでは開講していなかったので、困りました。
ちなみに理科系の科目はほとんどがVOD開講していたと思います。現代文や英語もほとんど全てが開講されています。
数学は、講座の種類が多種多様で、開講するものとしないものと大きく分かれます。
また、課題となった問題は添削を受けることもできます。
この場合、多くは現役東大生のチューターの中でも(科目名)スタッフという人たちがいて、(現代文スタッフ、など)VOD受講の生徒の答案は彼らが添削を行う場合がほとんどです。(古文の栗原先生はご自身で添削する、とパンフレットに書いてあったと思います。)
適当な封筒に答案を入れて送ると、丁寧にゆうパックに入って返ってきます。特進を受講していた現役東大生の中で、開示得点が高かった人にのみ添削してもらえます。
ただし、遅いです。
ほんとに一ヶ月ぐらい余裕でかかるので、結局は添削には頼らず自分で採点する必要があります。
また、東大特進には特待生制度があります。基準が超低く、かなりお買い得かと思います。
特待認定されると、講座を教材費のみでうけることができます。これで人講座あたり少なくとも数千円得できます。
また、一度特待認定されれば、それが最後まで継続します。
例えば、3科目特待の人がⅠ期で国語数学英語を特待認定で受ければ、その後はⅡ、Ⅲ、Ⅳ…と国数英の講座は最後までずっと教材費のみでうけることができます。
はっきりいって超お得だし、東進模試の判定は甘いので取りやすいです。
また、東大特進生であれば特進生専用の自習室が使えます。
僕は二次試験の3日前から東京に滞在していたので、二次試験直前に利用しました。ホテルの狭い机で集中力を保つのは大変だと思うので、これはありがたかったです。
また、特進の教室に電話すればいつでも現役東大生と話ができるので、
東大生にも東大受験生にもなんのつてもない地方高校生にはおすすめのサービスです。
授業時間
1.0倍速で90分、1.5倍速で60分
受け方
東大特進のホームページ(https://www.toshin-todai.com)から無料で資料請求し、受けたい講座を決めて、付属の申込書と封筒で申し込む(高校の学生証のコピー必須)→教材とともに案内が届くのでt―Podが受けられるようにPC環境を整える→受ける
HPで講座を決めてネットで申し込むこともできるが、HPは情報が少ないのでパンフレットを一度取り寄せて考える方がおすすめ
料金
一講座当たり特待無しで数万、特待ありで数千円だが、添削の有無などにより大きく変わる(心なしか林修は高めな気が…)
※現在は料金が変更になっています。最新の情報をご確認ください。
添削
ある講座もある
自習室
東京と大阪にあり、いつでも使える
レベル
東大受験生用
長所
場所の制約を受けることなく一流講師の授業を受けることができる
生徒一人一人に担当の東大生が付き(東大生一人に対して複数人の生徒)、相談が可能 校舎には東大生スタッフが数人常駐している(都心のみ) 人気授業は大阪や名古屋でも開講される 特待制度の基準が非常に低い・・・※ 二次試験のために東京に来た時特進の自習室が使える
合格すると祝勝会がある。林先生とか来る。たのしい
短所
教室授業は必ず延長する。すなわち映像は他のものを提供している可能性がある 授業内容に関しての質問の返答に数日かかる
東大模試の参加を強制され、負担になる・・・※※ 添削に関して、その場で添削のようなものでも数日かかったり、提出期限を間違えると、返却に1ヶ月かかったりする
ライブ授業の人間がもらっている資料では、地方勢に回ってこないものもある ライブ授業にでないと受けられない授業も存在する(社会、古典に多い)
※東進模試の東大判定により
A→5科目
B→4科目
C→3科目
D→2科目
の『授業料免除』を受けられる。教材費は別途かかる。1講座2~30000円かかるところが6000円程度で抑えられる。
東進認定模試(駿台河合の東大模試)にも対応している。その場合は、科目数が各判定ごとに-1される。
※※夏は日程の都合上、東進・オープン・実戦が3週連続で続きます。かなりしんどいです。
レビュー提供者様:東京大学文科三類(地方高校卒)、慶應義塾大学理工学部(都内高校卒)
紹介文提供者様:東京大学文科三類(地方高校卒)
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